360度カメラを自作しようとして、180度という顛末に (1 of 4)

360度カメラの自作デモに感化される

Arduino Panorama Photography with ArduCAM」という記事に感化され、360度カメラを自分でも作ってみようと思いました。

とはいえ、記事をそのままなぞっても面白くありません。純粋に360度カメラが欲しいなら、THETA買えばいいじゃん!とも思ってしまいます。

せっかく自作するなら、360度カメラの入力をリアルタイムに画像認識させたり、動画撮影できるように拡張したり、VRヘッドセットの出力に直結させたりといった、応用的な使い方を開拓したいのです。しかし、そういう重い処理は、記事どおりの作り方では実現できません。Arduino UNOのAVRマイコンにはそこまでのスペックがないのです。

軽い気持ちで、Edison Kit for Arduinoを選択する

そうなると、超小型でありながらデスクトップLinuxと同じように使えて、スペックも申し分ない、「Raspberry Pi」と「Intel Edison」のどちらかを選ぶ事になります。(他の競合製品を知りません。完全に独断です)
ラズパイとArduCAMカメラモジュールの組み合わせは動作実績があるようですが、EdisonとArduCAMの組み合わせは、いくらググっても何も出てきません。誰も試していないのでしょうか?
Edisonについてさらに調べてみると、Arduino互換ボードが発売されている事が分かりました。Arduino UNOの代替としてはうってつけだと思い、今回はEdisonを使うことにしました。

Arduino UNOをEdison Kit for Arduinoに置き換える以外は、記事通りのやり方で自作します。ArduCAMの提供元はEdisonで動くなんて一言も言っていませんが、Arduino互換ボードなのだから、問題なく動く筈です。(程なくして、この目論見の甘さを痛感する事になりました)

数々の困難を乗り越えて、ようやく完成
完成写真(横から) 完成写真(上から)

当初は、前後左右に4台のカメラモジュールつける予定だったのですが、作成途中に2台が壊れてしまい、このような形になってしまいました(泣)。

壊れたと言っても、カメラモジュールが不良品だった訳ではなく、私が、カメラと本体(Edison)の結線を間違えてしまった為、内部回路が焼き切れてしまった事が原因だと思います。(動くようになるまでに数百回とI/Oピンを抜き差ししていたので、2、3回間違えても不思議ではない・・・と自分を慰めてみる)

本当は動作デモをお見せしたかったのですが、今回は動くようになったところで力尽きてしまいました。後日、改めてアップします。

 

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