ドライブシミュレーターが臨場感ありすぎ

11月9日に、フロンティア21 エレクトロニクスショー 2016へ行ってきました。

主に制御系のいろいろな製品やサービスの紹介やプレゼン発表、講演会を行う
イベントなのですが、大学の研究室からの出展も幾つかあり、面白かったのでご紹介します。

実映像型運転評価シミュレーター

愛知県立大学 情報科学共同研究所 小栗河中研究室」から出展されていたのは、CGではなく、実際に撮影した映像を用いたドライブシミュレーターです。
ドライブシミュレータの仕組み
単純な仕組みでありながら、実際に運転している錯覚に陥るくらいリアルに感じられる事に驚きました。私が自動車教習所でCGのシミュレーターを使った時には、こんな感覚は得られませんでした。最近は写真並みの精細なCGが当たり前になってきましたが、実際に撮影した動画のリアリティには敵わないですね。
体験させて頂いたデモでは、左右10度くらいしか視点を変えられず、進路も決め打ちなので変更できませんでした。ブレーキをかけると、動画の一時停止と同じ状態になる為、周りの歩行者や車も全て止まります。でも、それらの課題はアプリの作り込みで十分解決出来ると思います。
自動車教習所への導入を目指しているそうですが、自動車教習所側に、現状のCGシミュレーターを置き換えたいニーズがあるのか個人的には疑問です。観光PRとかの方が需要ありそうな気がしました。
これだけの臨場感を出せるシミュレーターに、とても可能性を感じました。